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着物収納用タンスの選び方|桐箪笥?プラスチック?

投稿者 : あまのやオンライン担当 on

 

”キモノを通じて人生に彩りと豊かさを”をテーマに、「楽(ラク)に」「楽しく」キモノを楽しめる情報をお届けする、あまのやWEB編集部 あまのです。


先日、あまのやの店頭で、大きな桐ダンスをご購入くださったお客様がいらっしゃいました。大変着物がお好きなお客様でしたので、大きな桐ダンスも活用いただくことで、より楽しい着物ライフをお過ごしいただきたいなー♥と思っております。


そんな、大きな桐ダンス、憧れですよね!

でも、なかなかそんな大きな桐ダンスは置く場所がない、インテリアとイマイチ合わないから置くのを迷ってしまう、そんな方もいらっしゃるかと思います。

現代においては、箪笥にも色々な種類があり、おうちのインテリアや収納事情もさまざまです。着物ライフを楽しむには、収納も、面倒なく手軽にできたほうがよいと思っていますので、今回は着物の収納の「タンス(チェスト、ワードローブ)」について、少しご紹介したいと思っています!

 

 

<今回の目次> 

① タンス?チェスト?ワードローブ?

② 木製タンスのメリット・デメリット

③ 着物収納の王道・桐箪笥

④ プラスチック製タンスのメリット・デメリット

⑤ さいごに


①タンス?チェスト?ワードローブ?


皆さんは「タンス」と聞いて、どんなイメージをお持ちですか?


昔ながらの、桐箪笥、和箪笥、整理箪笥のようなものをイメージされる方もいれば、洋服用のモダンな洋タンス、いわいる、チェストやハンガーがかけられるような機能を持ったワードローブをイメージされる方もいらっしゃるかもしれません。


結構、この「タンス」という言葉は、意味が広いのですよね。


現在の私たちの暮らしの中には、それだけ多くの衣類の収納の形があり、ライフスタイルがあるのだなぁと思います。


そのため、自分に合った着物の収納方法も人それぞれ!

ご自身にあった収納を見つけられるよう、少しでもお役に立てればと思っています。


ここでは衣類を収納するもの=タンスとして大きく捉え、タンスの中でも、木製のもの、プラスチック製のものに大きく分けて、着物の収納について、考えてみたいと思います!


|②木製タンスの着物収納メリット・デメリット


昭和生まれの私にとっては、幼少期、一番身近に多くあったのが木製のタンスです。当時、いつの時代から使われているのかな?と思うような、こっくりとした飴色のタンスがあり、その優しい風合いに心惹かれながらも、引き出しを引き出すのは、重いなと思っていた記憶があります。

では、着物収納における、木製タンスのメリット・デメリットを少し考えてみたいと思います。

・木製タンスのメリット①調湿機能

木製のタンスには、周囲の湿度が上がると湿気を吸収し、湿度が下がると湿気を放出する通気・調整機能を有しているものが多くあります。中でも、桐はこの調湿機能が特に優れており、湿気を嫌う着物の収納においては、桐箪笥がオススメされるのですね!

・木製タンスのメリット②優しい肌触り

触れたときのほんのりとした温かみは、木材に含まれる空気によるもの。職人さんたちによって丹精込めて作られた天然素材のタンスの肌触りは、着物と同じく、触れる人に安らぎをもたらしてくれます。

・木製タンスのメリット③風合い

月日が経つごとに深まっていく色合いや風合いは、ともに生活を重ねていくうえではとても味わい深いものがありますよね。確かな素材と技術でつくられた木製タンスの風合いは、使う度に感じられるとても贅沢な楽しみです。

一方、こんなデメリットも。

・木製タンスのデメリット①カビ・湿気

木製といえど、カビや湿気に万能というわけではありませんので、ケアが大切です。タンスの中だけでなく、家具と壁の間や床面もカビが発生しやすく、定期的に風を通すことが必要となります。桐はカビや湿気にも強いため、着物の収納に適すると言われます。

・木製タンスのデメリット②価格

良いものほど、高価なんです。当然のことですが、ステキなお値段であることは、ユーザーにとっては残念ながらデメリットになってしまいますよね。

・木製タンスのデメリット③重さ

そして、動かすのが大変な重さがあります。着物が入るとなおさらです。桐は軽くて丈夫といわれますが、それでもやはり重量は考えないといけないポイントかと思います。

以上が、木製タンスのメリット・デメリットになります。

 

木製タンスの中でも、着物収納に最も適しているとされるのが、「桐箪笥」。桐箪笥はどのような特徴があるのか、さらに深堀してみたいと思います!


|③着物収納の王道、桐箪笥

着物を着はじめ、収納のことが気になりだすと、気になるのが「桐箪笥」。

「桐」という木のにはいくつかの特徴があります。着物の収納におけるメリットとあわせて、その特徴を見ていきましょう!

・桐の特徴①軽い

桐は、空気を多く含むといわれています。スポンジのように空気を多く含み(多孔質)、木材の部分が少ない。そのため、ほかの木と比べると軽いのです。重い着物の収納には、タンスは軽いと助かりますよね。

・桐の特徴②収縮率が低い

桐は、木材の部分が少なく、空気が多いことは収縮率にも繋がります。木は水分を含みますので、水分が乾燥することで収縮します。そのため、桐は、日本産の材木の中でも、最も収縮率が低いため、寸法の狂いが非常に少なく、精巧で密閉性の高いタンスを作ることができるといわれています。そのため、良いタンスは引き出しの滑りがなめらかなのですね。

・桐の特徴③調湿機能

スポンジのように空気を取り込む桐は、ジメジメした日は自身が湿気を吸って膨らみ、外気からの湿気を防ぎます。反対に、乾燥した日は木材が収縮しタンスの内部へ積極的に外気を取り込むようになります。 そのため、特に湿気に弱い着物の収納には優れています。

・桐の特徴④燃えにくい

桐は、発火点が高く、燃えにくいと言われています。加えて、熱伝導度が小さいため、万が一火がついても、表面こそ炭化しますが熱気を通しづらいため、中にしまわれたものを守るという性能が非常に高いそうです。火事の多かった日本では、重宝されますよね。

・桐の特徴⑤生長が早い

「林業は三代かかる」と言われるように、ほかの木はかなりの時間を要するものが多いのですが、桐は20年程度で木材として活用できると言われています。そのため、昔は女の子が生まれると、桐を植え、お嫁入のときのタンスを用意したという話も聞きますよね。

このように、桐箪笥には、着物の収納におけるメリットがたくさん。着物を愛する人たちに、桐箪笥が愛されていたのもよく分かります。大切にしたい着物は、大切に守ってくれる桐箪笥にしまいたいものですよね。

ただ、注意をしないといけないポイントとしては、購入するときには、良いものを購入しないと、引き出しの出入れがなめらかでなかったり、棚板が沿ってきたりすることもあるということ。着物と同じで、確かな素材と技術が必要です。

また、古典的な桐箪笥は、マンションのような現代における住宅事情にそぐわないことも。機密性の高いマンションではカビや湿気への注意も必要ですし、デザインもモダンな桐箪笥を選ぶとマッチしやすくなりますよ!


|④プラスチック製タンスのメリット・デメリット

今まで木製タンスを色々とご紹介してきましたが、現代の収納事情においては、プラスチック製タンスの存在も見逃せません。

こちらの「キモノの休息。収納法」でもご紹介したように、こうした便利グッズを使うことで、プラスチック製タンスのメリットを活用しながら、効率的に着物を収納できるような時代にもなってきました。

では、プラスチック製タンスのメリットを考えてみましょう!

・プラスチック製タンスのメリット①安い

なんといっても、お手頃価格。気軽に購入できるので、取組みやすいですよね。

・プラスチック製タンスのメリット②軽い

桐も軽いとはいえ、プラスチック製品に比べれば、やっぱり重い。収納は軽いと便利というのは、皆さんご納得いただけるポイントかと思います。

一方のデメリットは?

・プラスチック製タンスのデメリット①調湿性を持ち合わせていない

天然素材にあるような自然の調湿機能はもちあわせていませんので、湿気やカビは、かなりの注意が必要になります。

・プラスチック製タンスのデメリット②風合いや肌触りは楽しめない

年月とともに経年変化をしていくような愉しみや触れたときの感触を楽しむ贅沢は残念ながら望めません。

ただ、着物初心者の方でまだ枚数をあまり持っていない方、気軽に着物も楽しみたい方、そんな方にはプラスチック収納はオススメです。プラスチックケースの中に漢方敷をひいたり、キモノの休息。を使ったりすることで、上手に手軽に着物ライフを楽しむことができるのも、これは一つの魅力だと思っています♪

|⑤さいごに

いかがでしたでしょうか?

衣類をしまうためのタンスにも、いろいろな種類があり、着る方のライフスタイルや着物への考え方で、最適な収納方法は変わるように思います。

人生を豊かにしてくれる着物との関わり方。

自分も着物も心地よく、着物を愉しみ、収納も苦にならないような、良い方法が見つかれば幸いです。

 

▶ 着物の収納を考えるうえでのポイントを現代の着物事情や住宅環境から考えてみた 着物収納のポイント|令和時代のオススメ着物保管方法 もどうぞご覧ください。

                                                  


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