あまのや呉服店 Online‐Shop   お買上額5,000円(税抜)以上のお買上で送料無料となります。



あらためて確認!「たとう紙」の扱い方

投稿者 : あまのやオンライン担当 on

 ”キモノを通じて人生に彩りと豊かさを”をテーマに、「楽(ラク)に」「楽しく」キモノを楽しめる情報をお届けする、あまのやWEB編集部 あまのです。

コロナ禍で、おうち時間が増えましたよね。あまのやのお客様には、そんなおうち時間を利用して、着物の収納の見直しをされているお客様もいらっしゃるようです。

整理整頓をされているお客様との会話の中で、「たとう紙って、そのまま使い続けてもいいのかしら?」「どんなタイミングで変えるといいの?」そんなご質問をいただきました。

そうですよね、たとう紙、長く使っていると黄ばんで汚れてきます。そんな汚れを確認した際には、たとう紙の交換をおすすめしています。キモノをキレイに保管するために使用していたたとう紙が、かえってシミやカビの原因になってしまうこともあるからです。

 

そこで、今回は「たとう紙」について、ご紹介します。

実は知っているようで、知らない「たとう紙」。キモノの収納の要となるたとう紙の扱いをあらためることで、次にキモノを着るときに、困らずに、キモノを楽しんで着てもらえるようになると嬉しいです。

 

 

<今回の目次> 

1.そもそも「たとう紙」って何?
2.たとう紙の役割とは?
3.たとう紙はどう選ぶのがよいの?
4.たとう紙はいつ交換すればいいの?
5.より良い状態で保管するために

 

1.そもそも「たとう紙」って何?

私たち、着物を扱っている人にとっては当たり前のように日常的に使っている「たとう紙」。でも、キモノ初心者さんには、聞きなれない言葉ですよね。

改めて確認していきましょう!

「たとう紙」とは、「キモノを包むための紙」のことを指します。実は、漢字も読み方も地域によって異なり、「畳紙」「多当紙」「帖紙」「たとうし」「たとうがみ」「たたみがみ」などさまざまな表現があるようです。

また、関西では「たとう紙」とは呼ばず、「文庫紙」(ぶんこし・ぶんこがみ)と呼ぶ地域もあるそうです。(ちなみに、そうした文庫紙と呼ぶ地域では、別に「たとう紙」と呼ばれるものがあるとのこと。それは、着付けの際に床にひく、一般的に「衣装敷き」と呼ばれるもの。最近では「たとう紙」が一般的になってきたそうですが、地域地域の文化で異なるのですね!)

 2.たとう紙の役割とは?

 「たとう紙」の役割は、主に、①防カビ、②防チリ・防ホコリ、③防シワです。

それぞれの役割を詳しくご紹介していきます。

 

①防カビ

キモノの保管において気をつけたいトラブルが、カビ汚れです。

日本の気候の特性上、押入れやタンスに長い間しまっていたら、カビがはえてしまっていたということは、よく起こります。“和紙でできた”「たとう紙」は、湿気を吸収してくれることから、キモノを1枚1枚たとう紙で包むことで、カビが生えにくくなると言われています。

(次項で詳しくご紹介したいと思いますが、和紙ではない素材でできた「たとう紙」には吸水性が低いものもありますのでご注意ください。)

②防チリ・防ホコリ

タンスやクローゼットにしまっていても、気づかぬうちに、少しずつたまってしまうのがチリ・ホコリ汚れです。

たとう紙に包んでおくだけで、キモノに直接チリやホコリがたまるのを防ぐことができます。

③防シワ

キモノをそのまま収納すると、いつの間にかにどこかに偏りが生じ、シワができているということがあります。シワがあると、キモノの着姿にも影響しますし、シワをとるのも大変です。次に着用するときのことを考えれば、できるだけつけないように保管したいものです。たとう紙にしまうことで、たとう紙がキモノのずれを守ってくれ、余計なシワができるのを防いでくれます。

以上のような役割をもつ「たとう紙」。

洋服の保管ではあまり紙に包んで収納するということがないので、違和感を感じる方もいるかもしれません。このような理由がありますので、キモノの長期保管には、「たとう紙」を活用いただきたいと思います。

 

3.たとう紙はどう選ぶのが良いの?

たとう紙は紙でできています。その紙はさまざまで、和紙や洋紙などさまざまな素材の商品があります。それぞれの特徴を知って、ご自身のキモノの保管スタイルに応じて、選んでみてくださいね!

 

◆和紙のたとう紙

楮(こうぞ)、三椏(みつまた)など木を原料にして作られた紙です。近年では、価格染料が混ざった和紙もあるそうです。

和紙のたとう紙は、少々価格がはるものもありますが、吸水性には優れていますので長期保管をするのには安心です。また、品質も高く、3年くらいもつものもあります。

キモノの着用頻度があまり多くない方、振袖や礼服など長期保管をするキモノをお持ちの方には、こうした和紙のたとう紙を活用し保管をすることがオススメです。

◆洋紙のたとう紙

植物や木材から繊維を抽出したパルプを原料として、さまざまな薬品を調合して作る紙です。

洋紙のたとう紙は、安いのが特徴です。ただし、吸水性はありません。別途、除湿剤などを活用したほうがよい場合もあります。また、薬剤を使用して繊維の結合をしているため、和紙よりもたとう紙自体の劣化が早くなります。

日頃からキモノをよくお召しになる方で、チリ・ホコリ、またシワ防ぎたいという目的のための活用であれば、こうした安価なたとう紙を活用するというのも良いかもしれません。

4.たとう紙はいつ交換するの?

キモノをよい状態で長く保管するためには、たとう紙も定期的に交換することをオススメしています。なぜならば、長年使用したたとう紙は、長年の湿気を吸収し、吸水性が落ちてきてしまうからです。そうした状態の悪いたとう紙を使用し続けることで、逆に、カビやシミ汚れの原因になってしまうことがあるのです。

もし、お使いのたとう紙が以下のようなポイントに該当するようであれば、たとう紙交換を検討されてみてください。

 

  • たとう紙が変色している
  • たとう紙にシミのような汚れがついている
  • 3年以上、たとう紙を使い続けている
  • 紐や窓部分が壊れている

 

お客様の中には、「まだ一度も袖を通していないキモノなのに、カビがついてしまって、、、」というご相談をお寄せくださる方もいらっしゃいます。そうした原因はたとう紙であることもありますので、定期的な交換をどうぞ検討してみてください。

また、キモノの購入をされた際に、シワ防止のために薄紙や段ボールが入っていることがありますが、あちらは洋紙でできていますので、長期保管をされる際には、外して保管されることをオススメしています。

5.より良い状態で保管するために

キモノを楽しんで着ていただくためには、「いざ着よう!」と思ったときに、キモノがキレイな状態である、ということはとても大切なことだと個人的には思っています。

そのためには、「たとう紙」も定期的に交換してみてくださいね!

「たとう紙」の寿命を伸ばすために、ほかにもこんな便利アイテムがあります。

キモノをたとう紙ごと入れて、付属でついている備長炭配合の「除湿シート」も一緒に入れて、ジッパーを閉める、ただ、それだけでキモノの天敵である「湿気」を寄せ付けない優れモノ、「キモノの休息。」です。

個人的には、こちらでの保管が、とてもカンタンで便利で、ラクなので、キモノ初心者の方にも、キモノ好きの方にも皆さんにオススメしています。こちらの▶「一番カンタンな、キモノの収納方法って?」という記事もどうぞご覧になってみてくださいね。

また、「たとう紙」と一緒にこちらの「漢方敷」を一緒に収納することで、さらに除湿効果も高まります。こちらも天然成分だけを使った安心の商品で、わが家のキモノ収納BOX、洋服ダンス、冷蔵庫・・・いたるところに漢方敷がひかれています(笑)「漢方敷」は何度も使いまわしができますし、たとう紙交換の頻度も少なくて済みますので、長期的に考えるとお得だと思います。

こちらも私の推しのキモノ便利アイテムです。

次にキモノを着るときのために、安心して保管できるよう、簡単で便利な収納方法をご紹介していきたいと思っています。どうぞ楽しく、キモノを着て楽しんでくださいね!

■■■ お問合せ ■■■

▶ お問合せフォームはこちら