京都の老舗染工房の「西原」の染めと結城紬の素材の魅力が表現されたこちらの作品。染は、熟練の職人によって連筆(れんぴつ)という筆を用いて染められた友禅染です。連筆とは、複数の筆を並列に重ねて刷毛のようにした筆のことで、こちらの作品に使われたのは5本の筆。それぞれの筆が水や染料を含んでくれるので、刷毛や平筆で描くよりも強弱のある表現や柔らかさを残した表現が可能となります。職人の手加減が、絶妙な表情を決めていく、そんな味わいのある友禅の染め上がりをぜひお楽しみいただきたい作品です。
●友禅染で描かれたモダンでお手頃な結城紬
連筆で描いた着物は、着物通が愛してやまない結城紬。高い技術を駆使することで、本場結城紬がもつ着心地を持ちながら、お手頃価格となった結城紬である「今幡部」を使用。結城紬は、基本的に先染めのものが多いのですが、こちらは白生地に染めの加工を施した作品となります。結城紬の後染めは染ムラが生じやすいという特性に加え、万が一商品にできないようなことになってしまった場合のことを考えると職人さんには負荷をかけてしまうこともあるのですが、今回は特別に職人の方にお願いをさせていただき実現いたしました。結城紬のほっこり暖かい風合いそのままに、モダンな色づかいとやさしさのある筆の流れが印象的な逸品です。
●お顔映りが明るく優しい「若芽色」
こちらの友禅染のお色は「若芽色」。春の足音が聞こえてきた頃、生え出て間もない草木の芽の色の様子を表現するような色名です。緑色の色味が薄く黄色に近い色となります。くすみがあまりなく明るく優しい色なので、お顔映りが明るく柔らかな雰囲気となるかと思います。(あまのやにはパーソナルカラーの勉強をしている社員も多くおりますが、お着物を実際にお顔に合わせるのが一番確実なお色の選び方かと思います。半衿の色や帯周りの色使いなどでお顔映りの調整も可能です。どうぞお気軽にご相談ください。)
見て楽しく、着心地もよい、友禅染の結城紬。結城紬の産地で生まれ育ったあまのや七代目着物が、着物好きの現代女性に送りたいと作ったオリジナルの結城紬です。連筆の技術から生まれる味のある柔らかな筆使いの面白さが、結城紬の素朴な味わいと相まって、柔らかで優しいオーラを放つ”世界に一枚しかない作品”をどうぞお召しになってください。
商品概要
【素材】正絹100% 【色柄】連筆染・若芽色 【価格】<ご興味をお持ちの方は個別にお問い合わせください> ※こちらの商品につきましては諸事情によりECサイト上への価格の掲載を控えております。販売価格につきましては個別にお答えしておりますので、ご興味をお持ちの方はお問合せ下さい。 【証紙】「今幡部」 【状態】新品・着尺(反物) 【在庫】1点のみ 【その他】 ※お仕立ても承っております。お仕立てをご希望の場合には、ご注文時にその旨お伝えください。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。 ※結城紬の風合いをよりお楽しみいただくために「地入れ」をご希望の方はお申し付けください。 ※PC環境や光の反射により商品と若干色が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。 <オススメ着用シーン> 同窓会、ホテルなどでの会食、気軽なパーティー、観劇、音楽会、お食事会、お出かけなど
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