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本場黄八丈|西條吉広謹製・市松黒無地

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伝統工芸士・西條吉広謹製「本場黄八丈・市松・無地・黒八丈」手織り・草木染め

(経済産業大臣指定・伝統的工芸品)

●八丈島の自然が生み出す光沢感あふれる「本場黄八丈」
こちらの作品、本場黄八丈は、東京から約290キロ程南へ下った伊豆諸島の最南端の島、八丈島でつくられました。その昔、沖島という島で織られていた「八丈の絹織物」。それが全国に知れ渡り、いつしか、八丈の絹を産み出す島ということで「八丈島」になってしまったというほど、昔から人を惹きつけてやまない光沢感ある風合いが特徴の魅力的な織物です。紬糸ではなく生糸で織られる黄八丈は、室町時代より贅沢品として本土へ献納されていました。江戸時代も、大奥の醸成たちの普段着や裕福な町人階級の男性のおしゃれ着として、愛用されていたそうです。



●伝統工芸士「西條吉広」さんの得意な椎の樹皮の”黒色”
そんな古くから人々を魅了してきた黄八丈。黄色の着物をイメージされる方も多いかもしれませんが、こちらの商品は、黒地の反物となります。この黒地は、染色者である黄八丈・伝統工芸士の西條吉広さんも最も得意とされている色です。黒地をベースにした黒八丈は黄色・樺色にくらべて媒染の手間が余分に掛かるため、希少な黄八丈の中でも更に生産数が少ない逸品です。その作り方は、樹齢30年以上のスダジイ(椎)の樹皮を数年乾燥させ、それを煎じた汁で何度も染め、その後、鉄分を含んだ泥にて泥染を行い、仕上げるという年月と根気を要するものです。さらには、染めた糸をなじませ、良い風合いを出すために数年間乾かしていきます。この一反を織り上げるまでの年月を思うと、この織物へのさらなる愛着が生まれるほど、本当に手間と月日をかけて作り上げられた宝物です。そこまで手をかけて出来上がったものだからこそ、こちらの商品を手に取った途端に、すーっと艶やかで深みのある美しい黒に魅せられてしまうのかもしれません。



●織にもこだわったモダンな柄を粋に着こなす、ワンランク上のおしゃれ着
本場黄八丈の織り方は「平織り」と「綾織り」の2種類の織り方があります。こちらの商品は、大変高度な技術が必要とされる綾織り。肉厚でしっかりとした仕上がりとなります。手織りですので、その手触りと風合いは、格別です。また、柄も、格子柄のイメージが強い黄八丈ですが、こちらは、その中でも珍しい丸く湾曲したような「市松」柄。着る人の個性と魅力を惹きたててくれるようなこだわりの色と柄をあわせもった逸品です。帯遊びもお楽しみいただきやすいので、ぜひ、いろいろな”粋”な装いを、楽しんでいただきたい、そんな想いで、八丈島まで足を運び、あまのや七代目が仕入れを行ってまいりました。どうぞこの機会に、この惹きこまれるような黒地の黄八丈をお楽しみください。


 

商品概要

 

【染色者】 西條吉広(本場黄八丈・伝統工芸士)

【機織者】 石田幸月

【素材】 正絹100%

【織技】 手織・草木染

【サイズ】 反幅 40cm・全長 1290㎝・重さ 650g

【色柄】 市松

【価格】 <ご興味をお持ちの方は個別にお問い合わせください。>

※こちらの商品につきましては諸事情によりECサイト上への価格の掲載を控えております。販売価格につきましては個別にお答えしておりますので、ご興味をお持ちの方はお問合せ下さい。

【証紙】

経済産業大臣指定伝統的工芸品

黄八丈織物協同組合「本場黄八丈」

【伝統的工芸品指定要件】

〇技術技法
・製織は次の技術または技法によること
 -先染めの平織りまたは綾織りとすること
 -よこ糸の打ち込みには、「手投杼」を用いること
・染織は手作業による浸染とすること。この場合において、染料はコブナグサ、タブノキ、またはシイを原料とする植物性染料とし、触媒剤は木灰または泥土とすること

〇原材料
・使用する糸は、生糸、玉糸、真綿のつむぎ糸またはこれらと同等の材質を有する絹糸とすること

【状態】新品・着尺(反物)

【在庫】1点のみ

【その他】

※お仕立ても承っております。お仕立てをご希望の場合には、ご注文時にその旨お伝えください。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。

※PC環境や光の反射により商品と若干色が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。

<オススメ着用シーン>

同窓会、ホテルなどでの会食、気軽なパーティー、観劇、音楽会、お食事会、お出かけなど