絣入り首里花織|伝統工芸士・吉浜博子謹製
(経済産業大臣指定・伝統的工芸品)
●琉球王朝の衣装として発展した伝統的工芸品「首里花織」
こちらの作品は、「絣入りの首里花織」。伝統的工芸品です。首里織とは、琉球王朝時代、かつての王府・首里で、上流階級の衣装として発展した織物の総称です。技術的には中国や近隣諸国の影響を受け、多様な織技法があり、格調高く洗練された印象が特徴的です。伝統的工芸品「首里織」に指定された織物は、5つで、首里絣、首里花織、首里道屯織、首里花倉織、首里ミンサーです。こちらの作品は「首里花織」となり、多様な浮織技術で模様を織りだすことに特徴がある織物となっています。
●花織・絣を得意とする首里織・伝統工芸士「吉浜博子」さんのモダンで格調高い逸品
こちらの作品をつくったのは、首里織の伝統工芸士、吉浜博子さん。着物は、分業制というイメージがある方もいらっしゃるかもしれませんが、首里織は、デザインの設計から染色・織りに至るまで、すべての工程を手作業でひとりで行います。そのため、一人の職人が首里織を極めるには、数多くの技法を習得していかねばなりません。吉浜博子さんは、花織・絣を得意とされており、その技がこちらの美しさの源泉です。優しくも美しい青と黄色が印象的なモダンな柄の帯ですが、絣の技が、この帯の美しさにに深みを持たせてくれています。絣とは、1本の糸に染まった部分と染まっていない部分を作り、その意図を組み合わせることで、柄を作っていきます。糸の染色技術とそれを織り上げる高度な技があって初めて作ることができる柄なのです。それに加えて、花織の技術も浮き上がった糸が魅せる光沢感が、高級感を添えてくれています。手に取った時のしなやかさも、もちろん、手織りでしか味わえない風合い。しなやかだけれどもしっかりとした安定感は、伝統工芸士の熟練した技の由縁なのでしょう。
こちらの作品は、あまのや七代目が沖縄の産地を巡っていた際に出会いました。パッと見たとき、その現代的な色使いとモダンな柄が目に飛びこんできたそうです。そして、間近で見ると、その美しさを支える高度な技がしなやかで手織りの優しい風合いとともに伝わってきたそうです。そんなご縁で入荷した、大変希少な首里花織。見ても良し、着ても良し。この逸品のなんともいえない魅力を、どうぞお手に取ってお確かめください。
商品概要
【製造者】 伝統工芸士・吉浜博子 【素材】 絹100%・強撚糸使用 【織技】 首里花織(絣入り) 【染料】 植物・化学染料 【サイズ】 寸法13.1m 【価格】<ご興味をお持ちの方は個別にお問い合わせください。> ※こちらの商品につきましては諸事情によりECサイト上への価格の掲載を控えております。販売価格につきましては個別にお答えしておりますので、ご興味をお持ちの方はお問合せ下さい。 【証紙】 沖縄県織物検査済之証 沖縄県指定伝統工芸品之証 経済産業大臣指定・ており伝統的工芸品・首里織・那覇伝統織物事業協同組合之証 経済産業大臣指定伝統的工芸品 【状態】 新品・着尺(反物) 【在庫】1点のみ 【その他】 ※お仕立ても承っております。お仕立てをご希望の場合には、ご注文時にその旨お伝えください。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。 ※PC環境や光の反射により商品と若干色が異なる場合がございます。あらかじめご了承ください。 <着用シーン> 同窓会、ホテルなどでの会食、気軽なパーティー、観劇、音楽会、お食事会、お出かけなど |