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着物のこし紐・ベルトの種類と選び方

投稿者 : あまのやオンライン担当 on

”キモノを通じて人生に彩りと豊かさを”をテーマに、「楽(ラク)に」「楽しく」キモノを楽しめる情報をお届けする、あまのやWEB編集部 あまのです。

 着物を着るときに使う小物たち。

こちらの小物も、色々と進化しているってご存知ですか? 

実は意外と知られていないのかもしれません。

先日、あまのや着方教室にご入会希望のお客様がご来店くださいました。その方は、以前といっても、何十年も前に着方教室に通われていて、当時は着物が着れたのだけれども忘れてしまったので、再度着られるようになりたいとのこと。

今は帯も背中で結ぶのではなく、もっとラクに腕を背中で高くあげる必要がないお腹の辺りで結べる「前結び」をしていること、また、着付けのアイテムも進化していて、こし紐は使わずに「ゴムベルト」で苦しくなくラクに着られる着付けをご紹介していることなどをお伝えしました。

お客様はとても驚いていらして、「着付け周りは随分進化しているのね」と。そうなんです!着物はお母様やおばあさまのものを譲り受けて、もちろん使うことはできます。でも、着付け周りはよりカンタンな着方でラクな着心地で着物が着られるように進化をしているんです。

今日はそんな進化をしている小物たちの中でも、「腰ひも」の種類と選び方について、ご紹介をしていきたいと思っています!

ただの紐と侮ってはいけません。この「腰ひも」が、着物の着崩れを左右する大事なポイントなのです。

 ぜひご自身にあった「腰ひも」に出会えるといいですね!

 

<今回の目次>

① 腰ひもの役割と求められる機能

② 腰ひもや腰ベルトの種類と役割

    ・モスリン(メリンス・毛)

    ・絹(シルク・正絹)

    ・綿や麻

    ・化学繊維(ナイロン、ポリエステルなど)

    ・ゴムベルト

③ 腰ひもや腰ベルトの選び方

 

①腰ひもの役割と求められる機能

 着付けに使う紐のことを「腰ひも」と呼びます。「腰帯(こしおび)」とも呼ばれることもあるそうですが、「腰ひも」のほうが一般的かもしれません。

キモノを着るには欠かせない道具の一つで、キモノの裾の長さを決め、支えるのが「腰ひも」になります。着崩れしないように形を整えたり、裾の長さを決めておはしょりを調整する役割は、この1本の「腰ひも」が担っています。

そのため、しっかりと結べて緩まないよう“滑らない素材”であることが必要となり、幅も3~5㎝程度で太すぎず細すぎず、厚みもあまり厚くなりすぎないように、そして、長さも身体を2周ほど回して結べる程度の長さがあることが望ましいとされています。 

 

②腰ひもや腰ベルトの種類と特徴

こうした「腰ひも」要件を満たしたものとして、従来の紐はもちろん、最近ではベルトタイプの「腰ひも」もできてきました。それぞれの特徴と良い点、注意が必要な点などをそれぞれご紹介していきます。

 

・モスリン(メリンス・毛)

一般的によく使われているのがモスリンの腰紐です。天然素材でメリンスとも呼ばれます。結びやすく緩みにくいので、プロの着付け師さんたちにもよく使われています。また、丈夫でシワになりにくいためお手入れも簡単です。

ただ、結び目がモコモコしやすいので、紐を上手に結ぶ技術が必要にはなります。(意外と紐を結ぶ技術って必要なのですよね)また、毛なので保管をする際には虫にくわれないよう注意が必要です。

  

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・絹(シルク・正絹) 

絹の腰ひもは、軽くてかさばらず、良く締まるのが特徴です。多くの着物と同じ天然素材なので、着物を傷めたりする心配もありません。

絹の性質上やや値段がはってしまうことと、水や汗には弱いので注意することが必要です。また、柔らかいので、結ぶ際にはしっかりと紐を面としてあてることが必要です。丸く棒状になってしまうと、身体に食い込んでしまうこともあります。

 

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・綿や麻 

締めやすく緩みにくい天然素材の紐として、綿や麻の紐もあります。

綿は色柄豊富で可愛らしいものもあります。麻は吸湿性・放湿性に優れており、さらっとして涼しいので紐を麻にするだけでも涼しさが違うと言われます。夏などの暑い季節にはオススメです。

ただ、どちらもシワになりやすい素材です。一度シワになると戻りにくく、扱いにくくなってしまいます。そのためお手入れにあたってはアイロンがけなどの手間も発生します。また、モスリン同様、結び目がモコモコしないように上手に結ぶ必要があります。

 

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・化学繊維(ナイロン、ポリエステルなど)

 丈夫な素材感でつくられているのが化学繊維の紐です。色柄豊富で可愛らしい紐もたくさんありますが、残念ながら滑りやすくほどけやすいものもよくあります。

そのため、腰ひもというよりは途中で外すような仮ひもなどでの使い方をされることが多いようです。

ただ、工夫を凝らした化学繊維の紐もあります。滑りにくさとほどけやすさに工夫が施された使いやすいものもありますので、使いやすいものを探してみても面白いかもしれません。

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・ゴムベルト

 昨今、自分で装い着物を着られる方に人気が高いのがゴムベルトです。紐の代替品として使われます。収縮性が高いため、ゴムの張力でウエストを締めすぎずラクに着ることができます。また、滑りにくい工夫はもちろん、結び目部分はプラスチックや金具になっており、平らに留められることや脱着が簡単なことも人気の秘密です。

ただ、使い方は一度慣れる必要があるかとは思いますし、ゴムなので劣化もしますので、緩んできたら金具の調整や買い替えも必要にはなります。

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③腰ひもや腰ベルトの選び方

    「腰ひも」は着付けに必要不可欠ということもあり、いろいろな商品があります。

    私の主観にはなりますが、私なりにざっとまとめるとこのような形になります。

     

     

    モスリン

    綿・麻

    化学繊維

    ゴムベルト

    滑りにくさ

    〇滑らず締めにくい

    ×

    緩みにくさ

    結びやすさ

    〇結ぶ技術は必要

    〇結ぶ技術は必要

    〇結ぶ技術は必要

    〇結ぶ技術は必要

    ◎慣れは必要

    耐久性

    デザイン性

    価格

    ×

    お手入れ

    ×シワ

    着用感

     

    スタンダードな「腰ひも」は、やはりモスリンです。

    初心者の方でまず最初に何か1本腰ひもを購入したいという場合には、モスリンがよいかと思います。

    また、締めやすさは、着ようとしているキモノとの相性もあります。たとえば、ポリエステルのキモノにポリエステルの紐はどちらもツルツルして滑りやすくなってしまいますし、木綿のキモノと木綿の紐は双方ともに滑らないので、かなりきつい締め方になることもあります。

    そうした中で、大切なのは、ご自身にとっての使いやすさを選ぶことのような気がします。たとえば、ゴムベルトは、少々値がはり耐久性が低いことから伸びてしまうこともあるけれど、自分で着物を着られる方にとってはその伸びる着心地が苦しくなく動きやすいことが大切なので、多くの方に愛用頂いているのだと思います。

     

    まだ、自分の使いやすい紐がわからない、これから着方教室などに通おうとされている方は、そちらの先生にご相談してみても良いかもしれません。

    着物を着慣れている方は、マイベストの腰ひも探しをしてみるというのも、楽しいですよね♪ 

    着物の着こなしの要となる「腰ひも」。これだけでも、色々試してみるのは面白いのです♪ どうぞ着物ライフを楽しんでくださいね!

     

                                                    

     

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